きゅーきちゃんの社労士勉強ブログ

社会保険労務士の勉強に役立つ内容を出していきます!

社労士科目別勉強法!(雇用保険法)

こんにちは。きゅーきちゃんです。

 

今日は、科目別の勉強法について記事にしたいと思います。

記事をご覧になっている方の中には、すでに講義の申し込みをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、各科目の概論を含んでいますので、一度目を通していただければ勉強がはかどると思います!

 

今回は雇用保険法について記事にしたいと思います! 

 

 

雇用保険法(試験上は、7点の配点)

個人的には、雇用保険法は苦手でした。

それは、この法律は単純記憶勝負という側面が強く、時間が取れない中での学習は非常にストレスがかかるものでした。

 

しかし、換言すると、記憶力勝負なのでマスターまで短時間勝負できるということですから(ここに気づくまで時間がかかりました。)、科目を落ち着いて分解すると負担もぐっと落とすことができます。

 

雇用保険法ってどんな法律?

 

雇用保険法は皆さんの中にもお世話になった方がいらっしゃるのではないでしょうか?

何も宣伝するわけではありませんが、社労士試験講座を開催されている多くの予備校さんでも雇用保険を利用し、負担を軽減して講座を受けることができます。

 

この法律がしようとしていることは、簡単にで、失業や出産など人生のライフイベントにおいて、働き続けるということを目的としています。

 

一例で言えば、教育訓練給付は最大20年間給付期間を延長することができます。

20年って・・・もはや申し込んでいたことも忘れそうですよね。笑

 

求職者給付と言って、失業したときに給付金がもらえるというのもこの制度ですし、育児休業給付金と言って、育児休業を取得したときにもらえるお金もこの雇用保険法の制度です。

 

ちなみに、目的条文からキーワードを拾うと、「失業したとき」「雇用の継続が困難」「職業に関する教育訓練を受けた場合」に、「生活および雇用の安定」を図り「就職を促進し、」「失業の予防」「雇用状態の是正」「雇用機会の増大」「能力の開発及び向上」を図ることを目的としています。

 

雇用保険法を苦手だった理由

先述のとおり単純記憶の色が強いです。

数字の丸暗記も多く、なかなか勉強時間に対して点数が伸びなかったのが現実でした。

 

そうなると、科目に対して苦手意識がついてしまいました。

しかも、点数が伸びないことでこのい法律の大枠を忘れがちで、それが原因で簡単に点数を取りこぼしてしまいました。

 

また、似た名前の給付もあり、こんがらがってきてしまい、そうなると苦手意識が・・・という負のスパイラル状態に陥りました。

ただ、給付の名称を押さえてこれるようになると必然的に解答ができるようになってきました。

 

具体的な勉強法

上記のとおり、まずは給付の名称を完璧に覚えましょう。

また、その給付が求職者給付・就職促進給付・教育訓練給付・雇用継続給付のいずれに属しているかを紐づけて覚えましょう!

※個人的には、高年齢求職者給付金=求職者給付。高年齢雇用継続基本給付金と高年齢再就職給付金=雇用継続給付というところから押さえたほうが良いと思います。

 

けっこう保険給付の内容を聞いていると思いきや、給付が上記の求職者給付等のいずれに属しているかが分かれば1点とれるという問題は多いです。

 

そこを押さえると、総則、通則、費用の負担を覚えて、不正に関する保険給付の返還をしっかり押さえましょう。特に、返還については、保険給付は本給付+2倍、雇用保険二事業については、本給付+2割を返還という点を今から覚えていきましょう!

 

ここまできたら、残りは保険給付です。

ここは王道はないと思って、1つずつの給付を丁寧に押さえていくしかないと思います。

 

なるべく短い期間で何度も復習をかけて過去問→テキストを繰り返してください。

特に、雇用保険の給付については、年齢層と勤続年数によって給付日数が変わるといった多段階システムになっていますから、ここは過去問だけでは対応が難しいと思います。給付日数については、テキストの読み込みで表や図解を暗記してください。

 

その他の給付条件なんかは過去問の演習でも対応が可能です。

ただ、なんせ数が多いので、テキストと並行して過去問を演習されたほうが効率は良いのではないかと思います。

 

個人的には、就職促進給付は出題頻度も高いことから、保険給付についてはここから押さえたほうが良いと考えています。

 

きゅーきちゃん的保険給付の押さえる順番

就職促進給付→教育訓練給付→失業等給付→雇用継続給付

 

この順番の理由は以下ののとおりです。(飛ばしても大丈夫です。)

就職促進給付は、出題頻度も高く、過去問も就職促進給付間の給付要件や給付額を入れ替えるなど、この給付内での入れ替え問題が多いように感じています。なので、ここはしっかり押さえてしまうと、1点取れます。

 

教育訓練給付は、他の給付と雰囲気が全然違います。その割にボリュームも少なく、先述のとおり近年政府も見直しを積極的に行っていることから、法改正も多い給付となっています。出題の頻度も低くなく、先にここを押さえることで他の分野との混乱も防ぎたいと考えているためです。

 

失業等給付は、この法律の基本です。

ここの学習前にお断りがあります。

雇用保険法に必要な概念はほぼこの給付にセットで記載のあるものがほとんどだと思います、したがって、給付の内容までのところでは先に学習するのもアリだと思っています。(例えば、待機や基本手当の日額、給付制限についてはここで記載されているものが多いのではないでしょうか?)

 

ここは、なんといってもボリュームが多いです。なので、ここを最初にやってしまうと嫌になります。笑

また、復習のスパンを短く繰り返すことができないので、他の科目との習熟度を考えたときに、ここを後回しにしたほうが結果的にうまくいきました。

ただ、失業等給付については、雇用保険に必要な概念が記載されているテキストが多いと思いますので、時間を作ることができれば、一気に終わらせてしまうというのも一手ではないかと思います。

 

雇用継続給付を最後にしたのは、ここは毎年コンスタントに出題はされています。

しかし、問われるポイントは決まっていて、しかもそんなに込み入った内容は聞かれていません。

正直、問題は解けるけど、テキストを読み返すと知らない論点があった・・・なんていう悲しい現実もあったりします。

 

それでも過去問の演習だけで結構得点できるため、大崩れはしない分野だと思います。

 

まとめ

雇用保険法は社労士試験の中でも暗記勝負色の強い科目!

過去問の演習だけでは補いきれないため、テキスト利用率が高い!

テキストでは結構細かいことも記載されているが、案外過去問ではそこまで問われていない!

 

以上です。次回は、労働保険の保険料の徴収等に関する法律の勉強法について紹介したいと思います。